KOUJIN SUGAHARA MUSEUM 菅原洸人オンライン美術館
 
 
菅原洸人オンライン美術館

パリの街角2

このページには、春夏秋冬それぞれのパリの街角の風景を集めてみました。伯父の日記からも、それぞれの季節について書かれた部分を拾ってみました。

伯父の日記「パリの呟き」から(1992年)

「・・・午前中アトリエでグアッシュの仕事。昼からチュイルリー公園とセーヌ河畔を取材して歩く。当然だが見馴れた秋冬の色彩と全然違ってとまどう。木陰を拾ってあちこちスケッチ。・・・」(5月14日)

「・・・昨夜は3階の屋根裏部屋が暑くて1階に降りて簡易ベッドで寝た。・・・」(7月6日)

伯父の日記「初冬パリ日記」から(1991年)

「・・・今日も随分歩いた。モンマルトルの丘へ。天気が良いので内外の観光客で賑やかだ。去年までは古き良きパリの面影があって画家たちの溜まり場だったが、モンマルトルも変わりつつあるか。広場を後に昔ピカソらが住んでいた、芸術家長屋の横の静かな公園付近でスケッチ。丘を降りてピガールのアラブの店でどんぶりなどを買う。夕食はラーメンだ。『京子』で箸を買うのを忘れていた。仕方なく絵筆の柄の方で食べる。たまには不自由も良し。これだけ朝から晩まで自分だけの時間をもてるのだ。これ以上の贅沢があるだろうか。・・・」(10月4日)

「・・・モンマルトルの丘にのぼれば昔の色が形がある。秋だ。・・・」(10月4日)

「・・・毎日灰色に包まれて重苦しい冬のパリだ。気温も0度から3度苦愛の日が続く。久しぶりでモンマルトルに行き、しばしのお別れのつもりで一回りする。絵描きたちの聖域テルトル広場は地面が工事中で、油絵描きたちは下の方で店開、似顔絵描きたちは10人ほどカフェの回りをうろうろしている。この寒さの中でご苦労さんだ。灰色に閉ざされた、重く冷たい街並みに、黄昏のとばりが降りる頃、角の小さなカフェの灯りがなつかしい。・・・」(12月4日)

作品ページもくじ

パリのカフェ1
パリのカフェ2
パリのカフェ3
パリのバー etc.
パリのクレープ屋
パリの八百屋と屋台の焼栗屋
パリの花屋
パリの雑貨屋と衣料品店
パリの靴屋
パリの酒屋 etc.
パリの骨董屋と蚤の市
パリの蚤の市
パリのメトロと広告のある壁
パリの街角1
パリの街角2
パリの下町
サン・マルタン運河1
サン・マルタン運河2
モンマルトル界隈1
モンマルトル界隈2
サクレ・クール寺院1
サクレ・クール寺院2
サクレ・クール寺院3
ノートルダム寺院1
ノートルダム寺院2
パリの公園1
パリの公園2
コンコルド広場界隈
ポン・ヌフ界隈
セーヌ川畔1
セーヌ川畔2
セーヌ川畔3
セーヌ川畔4
セーヌ川畔5
セーヌ川畔6
エッフェル搭が見える風景
メニルモンタン地区ほか(パリ風景画完了)